社員ブログ

みなさまこんにちは、ネオス海外事業広報担当のアオサギです。
上海から電車に乗って1時間半くらいの郊外、江蘇省溧陽(コウソショウ リツヨウ)というところにネオス唯一の海外自社工場があります。今年の7月25日、溧陽工場は創立から20年を迎えることができました。

溧陽工場のいままでと現状について、現地責任者のタクミさんにお話をうかがいました。
(ネオスの中国事業については、こちらの記事もぜひご参照ください。
“住めば都” ネオス海外ビジネス最前線 〜中国事業の今とこれから〜 )
日系石化工場を取り巻くきびしい現状
アオサギ:
20周年おめでとうございます。
タクミ:いろいろあったけど、何とか20年続けることができたねえ、という感慨があります。
私自身はここに駐在して2年ほどですが、コロナ禍をはさんでの数年は特別厳しかったと聞いています。周りを見ても2020年以降、中国で働く外国人は大きく減少しました。
さらに、反スパイ法の影響で駐在員が拘束される事件も起き、企業方針として駐在員の数を減らす動きが広がりました。
溧陽工場がある江蘇省は、広義には上海周辺経済圏の一部です。かつて上海には、日本人駐在員が14万人もいた時期がありましたが、現在では4万人前後にまで減少しています。
中国では、石油化学業界は行政からの指導が非常に多い業種です。
同じ省内で爆発事故などの重大なトラブルが起きたこともあり、規制や監督は一層厳しくなっています。製造する品目を増やす許可も取りづらくなり、この環境に耐えきれず撤退した企業も少なくありません。

まさしく「少数精鋭」
アオサギ:
こうした厳しい環境の中、溧陽工場はどのように生き残ってきたのでしょうか?
タクミ:
社員一人ひとりが複数の役割を担い、懸命に取り組んできたことが、何よりの強みだったと思います。
当工場の設備は決して大規模ではなく、製造できる品種も限られているため、他の工場に委託して生産している製品が多くあります。委託先も複数にわたるため、現地での製造指導や、先方の設備に合わせた段取り調整などが必要です。
こうした業務を安心して任せられるベテラン社員の存在は、とても心強いです。

タクミ:
中国では「上市できるかどうかわからない段階で、顧客から新製品の納期と品案が指定され、それに合わせて開発を進める」というケースも多く、私自身も最初は戸惑いました。それでも溧陽工場は、こうした要望に柔軟かつ迅速に応えてきました。


タクミ:
結果として、少人数・限られた設備でありながら、多品種の製造体制を確立し、安定した利益を毎年上げ続けています。企業所得税をきちんと納めていることで、地元政府からの信頼も得ているというわけです。
アオサギ:
これからも波乱万丈ありそうですが、親会社同様100年企業を目指してがんばってください!
溧陽工場総経理 タクミ
海外事業広報担当 アオサギ