社員ブログ
2023年「野生メダカの保護・繁殖」
こんにちは。PR推進事務局のスマイリーです!
毎月「YES! NEOSチャレンジ」という活動をご紹介しています。今月は、2023年の個人チャレンジで人気投票No.1となった「野生メダカの保護・繁殖」をピックアップしました。
一見すると地味でミニマルに見えるこのチャレンジが、なぜ多くの支持を集めたのでしょうか?
このチャレンジに取り組んだのは、滋賀事業所製造部のケンタさんです。
さっそくインタビューしてきました!

Q:そもそも、なぜこのチャレンジに取り組もうと思ったのですか?
ケンタ:
直接のきっかけは、コロナ禍で活動範囲が制限されたことです。もともと川や海へ出かけるのが好きで、サーフィンやキャンプにもよく行っていましたが、遠出がしづらくなった時期がありました。
工場に隣接する甲賀市に住んでおり、地元の川に行く機会が増えたんです。そこで気づいたのが、真っ赤なアメリカザリガニをあちこちで見かけるようになったこと。そして、子どものころには当たり前にいたメダカが、あまり見られなくなったことです。
道の駅では改良メダカが売られていたりもしましたが、ちょっと派手すぎる感じがして…。それをきっかけに、メダカについて調べ始めました。

Q:特定外来種に対して、日本の在来種である黒メダカを守ろうという目的で始められたんですね?
ケンタ:
実は、その意識は後から芽生えたものでした。活動を始めてネットで調べていくうちに、全国で同じように取り組んでいる人たちがいることを知ったんです。
その中で特に気をつけるべき外来種として「カダヤシ」という小魚の存在を学びました。カダヤシは、川に生息する蚊の幼虫=ボウフラを食べるために北米から導入された特定外来種で、メダカによく似ていますが、グッピーに近い種です。
メダカの卵を食べてしまうため、現在では放流はもちろん、飼育も禁止されています。

Q:活動はどのようにスタートされたのですか?
ケンタ:
まずは野生メダカを採取して育ててみようと思いました。生息地の調査には社内の有志の方々に手伝っていただきました(ABさん、感謝です!)。
ただし、メダカ以外の環境にも配慮し、本来の生息場所以外に放流することで生態系に影響が出ないよう、採取した川に戻すことを原則にしました。
具体的には、自宅と職場の近くで、渓流の残っている以下の3つの水域を選びました:思川(おもいがわ)、隼人川(はやとがわ)、杣川(そまがわ)です。
メダカの採取は川の上流まで入る必要があり大変でしたが、楽しかったですね!

ケンタ:
この後は、家族の応援もあって、なんとか続けてこられました。
「1匹につき1Lの水」が基本なので、10Lの工具箱で育て始めたら、あっという間に庭がいっぱいになりました。
餌は1日5回あげる必要があったので、お小遣いで子どもを釣って手伝ってもらいました(笑)。
1cmくらいまで育ったら、元の水域に戻すようにしています。最終的にこの夏だけで約2,000匹を放流しました。

Q:2,000匹!つまり2,000Lの水で、工具箱200箱分ってことですね!? 経済的にも大変ですね。
ケンタ:
放流せずに育成している分も含めると、今ではのべ1万匹を超えていると思います。魚屋さんから発泡スチロールの箱を無料でもらったり、いろいろと工夫はしていますが、水道代や餌代はかなりの出費になります。
放流だけでなく、地方自治体を通じて公園の池や学校に分けたりもしています。

Q:それはすごい…やってよかったと思っていますか?
ケンタ:
もちろんです。というか、もうやめられません(笑)。
まず、同じ趣味を持つ仲間とのネットワークができましたし、学校や自治体からは「メダカのプロ」として講演依頼もありました。
Q:YES! NEOSのテーマとしてやってみて、意義はありましたか?
ケンタ:
自分で言うのもなんですが、パワーポイントでの報告スキルは間違いなく上がりました(笑)。
年初に目標を宣言してチャレンジするという姿勢は、YES! NEOSの精神に触発されたものです。社長も毎年お話されていますし、このチャレンジを始めたときには、上司から「絶対やるべきだ!」と背中を押してもらいました。
その結果、賞金ももらえて餌代の足しにもなりました。
社外の仲間が増えたのも嬉しいですが、社内でも「メダカのケンタさん」と声をかけてもらえるようになったのが、一番の成果かもしれません。

ケンタさんはこの後も、毎年異なる目標でYES! NEOSに参加されています。
チャレンジを通して“プロ”と呼ばれるまで成長し、ニックネームまでつけられるほどセルフブランディングにも成功しました。
まさにYES! NEOS精神を体現した素敵なお話を聞かせていただきました。
滋賀事業所 製造部 ケンタ
PR推進事務局 スマイリー