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化学品

ネオハクリ工法NE-1/NE-3

製品紹介動画

NE-1/NE-3

塗膜剥離剤の特徴

優れた塗膜除去性

安全かつ環境に優しい

1

消防法上非危険物です。

2

環境負荷、人体への影響が少ない中性タイプの薬品です。

3

各種規制対象物質は使用していません。

・塩素系有機溶剤「ジクロロメタン」を含んでいない。
・PRTR法に非該当。

4

易分解性、低毒性

・生分解性に優れます(102% 易分解性)。
・水生生物への低毒性も実証されています。

5

従来の剥離工法と比較し、現場環境の保全に優れます。

・従来のブラスト処理と比較し、塗膜剥離作業時の有害物質(鉛、PCB、クロム等)を飛散させることがなく、騒音を抑制します。
・※湿式剥離に相当します。
・湿潤化した塗膜は飛散しないため、容易に回収できます。
・ブラスト処理の際に発生する産業廃棄物量を大幅に低減します。

現場目線の設計(塗布しやすい、低臭気)

・剥離剤塗布が簡単です。吹き付けガン、エアレススプレー、刷毛、ローラー等いずれの場合も塗布しやすい設計になっています。
・低臭、低刺激です。

NE-1の分解度、水生生物影響性

試験条件

塗膜剥離剤ラインナップ

・ネオハクリ工法の剥離剤は2種類を用意しております。
施工時期や対象塗膜・作業性によって最適な剥離剤をお選びください。
・※特にNE-3は塗膜剥離剤の効果が発揮されにくい冬季の低温環境下やC塗装系塗膜の剥離性を向上し、施工回数の低減が見込めます
NE-1:ハイバランス万能型
刷毛・ローラー・エアレススプレーでの塗布性に優れ、特にA塗装系、B塗装系に対して良好な剥離性を示します。
NE-3:低温時及び難剥離塗膜特化型
従来の剥離剤では十分な剥離性を得ることができなかった、低温下での剥離性およびC塗装系塗膜に対して剥離性向上が見込めます。
B塗装系(555μm)10°C
remover3
remover3
C塗装系(425μm)10°C
remover4
remover4
C塗装系(425μm)20°C
remover5
remover5

※乾燥条件
・各塗料を塗装後、24時間室温で乾燥
・各層の塗料を全て塗装後、60℃で40時間以上焼き付け

剥離作業の流れ

事前試験の実施

事前試験の実施

施工前に必ず試験施工を行い、剥離対象塗膜の種類・膜厚の確認、NE-1での剥離
の可否および、最適塗布量、施工回数などの施工条件の確認を行ってください。

作業前ミーティング、
機材・工具のチェック

作業前ミーティング、機材・工具のチェック

作業手順の確認、必要機材・工具をチェックし、作業前ミーティングを行ってください。

保護具着用
工具類

清掃・養生

清掃・養生

  • ・旧塗膜表面に付着している埃、泥、苔等は事前に除去してください。
  • ・剥離対象部以外は適切な養生を行ってください。養生にはポリプロピレン・ポリエチレン・PET製のフィルムまたはシートを使用してください。ポリ塩化ビニル製のフィルム・シートはNE-1に侵されることがあります。

塗布

塗布

  • ・対象箇所にエアレススプレー、ローラー、刷毛等を使用し、できるだけ均一な厚さになるように塗布してください。
  • ・塗布厚は試験施工で決定した条件に従ってください。
    標準塗布量:0.5~1.0kg/m2/回

塗膜の軟化膨潤状態の確認

塗膜の軟化膨潤状態の確認

塗布後6時間~24時間を目安に軟化、膨潤の状態を確認してください。(標準目安は24時間としますが、塗膜の種類、膜厚、外気温等によって異なります)

腹板 24時間経過後(A塗装系)
添接部 24時間経過後(A塗装系)

軟化塗膜の除去

軟化塗膜の除去

  • ・塗膜が十分に軟化・膨潤したことを確認し、刃付きスクレーパなどで除去してください。剥離作業後、鋼材面の凹部、狭隘部、添接部などに手工具で除去しきれない塗膜が残存する場合、ブラスト処理・動力工具処理などを併用し除去してください。
  • ・※1回の施工で既存塗膜を除去しきれない場合は、再度「塗布」~「軟化塗膜の除去」の工程を繰り返してください。

素地調整・廃棄物処理

素地調整・廃棄物処理

  • ・無機系塗膜(ジンクリッチプライマー、ジンクリッチペイント等)、黒皮、錆は剥離剤では軟化しません。再塗装する塗装系に適した素地調整を実施してください。
  • ・除去塗膜は回収し、鉛・クロム等の有害重金属、PCBを含有する場合、特別管理産業廃棄物として分類し処分してください。
塗膜除去後

対象塗膜

軟化しやすい塗膜 軟化しにくい塗膜 軟化しない塗膜 その他
軟化しやすい塗膜
  • ・鉛系さび止めペイント
    ・フェノール樹脂 MIO塗料
    ・エポキシ樹脂 MIO塗料
    ・長油性フタル酸樹脂塗料
    ・塩化ゴム系塗料
    ・タールエポキシ樹脂塗料
    ・有機ジンクリッチペイント
    ・エポキシ樹脂塗料
    ・変性エポキシ樹脂塗料
軟化しにくい塗膜
  • ・鉛丹さび止めペイント
    ・超厚膜型エポキシ樹脂塗料
    ・ポリウレタン樹脂塗料
    ・ふっ素樹脂塗料
軟化しない塗膜
  • ・無機ジンクリッチプライマー
    ・無機ジンクリッチペイント
    ・無溶剤型エポキシ樹脂塗料
    ・ガラスフレーク塗料
その他
  • ・錆・黒皮は除去できない

標準施工条件

対象塗装系 標準塗布量 自然条件 剥離可能膜厚 軟化膨潤時間
(目安)
対象塗装系
  • 【A塗装系】
    フタル酸樹脂塗料

    【B塗装系】
    塩化ゴム系塗料

    【C塗装系】
    ポリウレタン樹脂塗料
    ふっ素樹脂塗料

    【D塗装系】
    タールエポキシ
    樹脂塗料

標準塗布量
  • 0.5~1.0kg/m\(_{}^{ 2 }\)
自然条件
  • 気温 : 5℃以上
    湿度 : 85%以下
    (結露時は施工不可)
剥離可能膜厚
  • 500μm/回
軟化膨潤時間(目安)
  • 24時間
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