動的表面張力の低下能に優れると、どういった効果を期待できますか?
通常、実験室で測定される表面張力の多くは、wilhelmy法など静止した試料表面での測定となります(静的表面張力)。
しかしながら実際に使用される状況においては、試料が動いている(撹拌、流動、循環)場合がほとんどであると言え、
界面活性剤が新しい表面へ配向・吸着するスピードや動的な表面張力が塗布性などに影響していると考えられます。
フタージェントは表面への配向スピードが速いために動的表面張力の低下能に優れ、よりレベリング性の高い塗膜形成が期待できます。
フッ素含有率が高い方が表面張力の低下能に優れる傾向があります。