よくある質問 - 有機フッ素化合物


フッ素系界面活性剤「フタージェント」シリーズ

構造・機能について

フタージェントはPFOSやPFOAと異なるのですか?
フタージェントはヘキサフルオロプロペン(HFP)オリゴマーから誘導して開発した、独特な構造をしたフッ素系界面活性剤です。 一般的に直鎖系と呼ばれるPFOSやPFOAとは異なる構造であり、合成方法も異なっているため、副産物としても生成しません。

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動的表面張力低下能に優れるとは、どういった効果を期待できますか?
通常、実験室で測定される表面張力の多くは、wilhelmy法など静止した試料表面での測定となります(静的表面張力)。 しかしながら実際に使用される状況においては、試料が動いている(撹拌、流動、循環)場合がほとんどであると言え、 界面活性剤が新しい表面へ配向・吸着するスピードや動的な表面張力が塗布性などに影響していると考えられます。
フタージェントは表面への配向スピードが速いために動的表面張力の低下能に優れ、よりレベリング性の高い塗膜形成が期待できます。

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リコート性とは何ですか?
別名「後印刷性、ペインタブル性」とも言います。例えば積層コーティングの場合、アンダーコートとトップコートとの密着性不良が起きることがあります。 原因として、アンダーコートの平滑性を得るために添加したレベリング剤によるトップコートのはじきや剥がれが挙げられます。 フタージェントは特異的な構造を有していることから、リコート不良を起こしにくいという特徴があります。

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用法・用途について

添加量の目安は?
濡れ性やレベリング性の向上には0.01~0.2wt%程度の添加で効果を発揮します。 撥水撥油性や親油性を付与する場合は、固形分に対して1%程度、PTFE分散の場合は固形分に対して2~5wt%の添加を推奨しています。

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どのような溶媒に使用できますか?
水系、溶剤系でご使用いただけます。また、酸性条件下でもお使いいただけます。
フタージェント選定の目安はありますか?
まずは溶媒との相溶性をご確認ください。次にイオン性(アニオン、カチオン、両性、ノニオン)、溶媒使用の有無で選定いただけます。 ご不明な場合は弊社よりご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせはこちらから
フタージェントを試してみたいのですが、サンプルはありますか?
各製品ともに無償サンプルとして20gをご用意しております。 また、主要品目10製品をピックアップしたサンプルキット(各10g)もご用意しておりますので、お気軽にご用命ください。
製品荷姿について教えてください。
最小荷姿として、1kgより取り扱っております。